言わずと知れた、サーストンの3原則とは。。
1. あらかじめ演技の内容を話さないこと。
2. その場で同じ奇術を繰り返さないこと。
3. 種明かしをしないこと。
これは、最初にマジックを学んだ時に、ノートに書き込むものでしたが、最近はあまり聞かなくなった気がします。。母校の部室には書いて貼ってありましたが、先日レクチャーに行った時は、無くなっていました。。
本当に、Howard Thurston さんが言われたものかあやしい、とも聞きおよびます。。しかしながら、最初に学んだことは強烈で、この言葉を頑なに今でも守っています。。
マジックは見たら分かるので、今から〇〇してみます、などと前置きはしない事に徹しています。。〇〇とは、起こる現象の事をいい、消してご覧にいれます、とか、出して見せます、とかです。。漠然と、カードマジックからお見せします、とは言う事はありますが。。
なお、往々にして、洋風と和風は反対になるので、和妻では、最初に言う事がある様ですが。。
この様に、今から起こる現象を最初には言わない、という事が第一原則です。。これを守っておられるのかな、あぁ、あまり気にされていないんだな、という目でマジックを自然と見てしまいます。。
第二・第三原則は当然で、もう一度やって、と言われてやれば、ネタバレする可能性は当然高くなります。。逆手に取って、違う方法でやったり、少し違う現象に持っていったりする事はあります。。種明かしをすると言ったり、失敗と見せて、不思議を追加する手法をサカー・トリック(Sucker Trick)と言います。。
落語では、座布団から離れない事が原則だそうで、枝雀さんは、そのギリギリをする、とTVでおっしゃられていましたが、マジックには、原則があって無い様なものなので、自由です。。
しかし、これからマジックをするんだ、とワクワクして最初に覚えたサーストンの3原則。。何か呪文の様にも感じましたが、守っていきたい、と思っています。。
End