トランプの奇術師 ♣️

マジックの雑談、日頃感じた事など

繋がる輪

最近、いろんな方とお話させて頂く機会が増えていまして。。大学に勤務しているとお聞きして、厳しいと思われるミス防止について、ご説明しづらい事を承知でお聞きしてみたところ、トリプルチェックとIT化だそうで。。特に、IT化が重要とのことでした。。

 

何でも安直に、QCDS で考える癖になっていまして。。人の命を預かる医療では、Safety が重要なのは当然で、ダブルチェックよりも上のトリプルなんだ、と。。でも、S は、Costと Delivery と相反関係にあるが、S を重要視して、治療の Quality を確保するんだろうな、と。。

 

でも、ITが切り札だということなんですが、いい電子カルテを作ってくれない、と、嘆いておられました。。これは自動化で、知恵のあるニンベンの付いた自働化の考えの方向がいいのでしょうが。。ちなみに、人が賢く働くことを改善、改善を機械にさせることを自働化、と言えると思います。。

 

オフィスにおいても、IT化、システム化が、ミス防止の決め手、生産性を向上させる切り札であることは、言うまでもないと思います。。

 

もう、ITの普及によって、ホワイトカラーのブルーカラー化が起こっている、と思っていまして。。キーボードと画面で何かシステム入力とスプレッドシートでもやっている所に、横から話かけると、間違えそうになってダメみたいです。。

 

余談ですが、風邪をひいたみたいな時に、ある内科に行ったところ、診察でこっちを診るのではなく、パソコンの画面ばかり見ているので、嫌になった事があります。。どこも、ブルーカラー化なのでしょうか。。ちなみに、これらの言葉は、計画と実行の分離と、テイラーとその弟子が言ったそうですが、IT化で実行が増加し、計画と一体化してきている気がしています。。

 

その IT でも特に、ソフトウェア開発では、生産現場そのものになっていて。。これは、ハードの製造よりも自動化レベルがかなり低く、Dレベルくらいで、人が考えてパチパチやるのです。。自動プログラミングは、遠いみたいで。。まずは、ソフトウェア部品の共通化なのでしょうか、これは例えると、製品の部品共通化と同じで、組付けラインへの供給部品の数を絞る、という考えに近いのかもしれません。。でも、CAD もポチポチやるので、あまり変わらないのかもしれませんが。。

 

生産現場におけるミス防止や生産性向上を考えると、手作業を自働化して解決してしまう方法があると思います。。人で改善とかで解決させるのではなく、機械に解決させた方が圧倒的な飛躍が望めるのです。。これこそが、生産技術の腕の見せ所です。。最近の工法開発として、一発で車のボディーを作る、鋳造技術のギガキャストが一例かもしれません。。

 

人が介在しない、完全自動のAレベルが一番いいに決まっています。。決まったものを作るのであればお金はかかるものの実現可能な範囲です。。複雑な車の自動運転レベル4となると、十分にAIが学習出来ておらず自転車を発見できなかった、ということもあるみたいですが。。

 

でも、マジックの自働化を進めると、道具が進化してしまい、誰でも出来る様になって面白くないのかもしれません。。芸能や芸術は、人がやってこそ、美しく綺麗に魅せれるものなので、これは E か F レベルくらいが良さそうです。。

 

それにしても、同期は頼りになります。。研究室から良く行った焼けた食堂の跡地で、何が繋がるか分からない状況です。。

 

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